チェロの弓を買った。なんと天下御免の紋章が入っていて、いま使ってる車やグランドピアノよりも高いのである。(ちなみに、車は30万円、ピアノは25万円)
写真にはちゃんと写ってないけど、透明感のあるニスで包まれた木の模様がとても奇麗で、見てるだけでうっとりするのである。 皇室御用達職人の作かと思って紹介してくれた工房に詳しく聞いたら、作者はベルギーの弓職人 Pierre Guillaume。 気に入った木で作るときには花の刻印をいれるんだそうで、 菊の模様になってるのは別に日本仕様というわけでもないらしい。 でも、花びらの数も同じだしぃ...ってんで、買うときにはちょっと躊躇したのだけど、 木...
9月の末に出張でドイツに行って、 仕事の前後の土曜日にトーマス教会に行くことが出来ました。
まだピアノしか弾いてなかった頃は、アンサンブルの時に楽器を抱えてくる友人がなんだか羨ましかったのだけど、いざチェロをはじめてみると、こいつは随分_大きくて重い厄介者_です。 ハードケースに入れると10kg位にもなります(楽器にもケースにもよりますが)。 おまけに最初の頃は、飛行機に乗るときなどどうやって運べばいいかもわからず困ったので、ちょっとだけまとめです。 自己責任ということで, そこんとこはご理解ください。
基本
長距離移動のときには、_チェロ以外の荷物はさっさと宅急便で_送ってしまいます。 チェロといろんな荷物を抱えてると、 自動改札なぞつっかえて通れなくなって _一人でじ...
_「音楽」_とはとても不思議なものだとよく思います。 (今回の「音楽」は語源と関係ない話です。)
「文学」は「言葉」という「シンボル」でいろんなものを指し示してなにかを伝えようとします。 いろいろなものを見たときに、網膜にうつるのと同じ様な刺激を生み出すものをキャンバス上に作れば、 「絵」と言うものになります。 写実に凝った絵なぞは「すごーい、本物そっくり」なんて言われたりします。
_「音楽」_は、(一部の音型をのぞけば)「シンボル」でなにかを直接指し示すものでもありませんし、 普段耳にするものと同じ様な音の刺激を合成してるわけでもないようです。 もちろん何かの音真似が入ってる曲も...
今年のゴールデンウィークも恒例強化合宿でした。 合宿のたびに思うのですが、合宿開始後4,5日たつと音の聞こえ方がかわります。
普段の私の耳は_旋律耳_で、 和声よりもフレージングに注意が向くのですが、 それが数日立つとアンサンブルのそれぞれの音が自然に分離しつつ、かつ同時にその全体の響きが聞こえるようになってきます。 で、合宿終わって一週間ほどたつと見事に _もとの旋律耳_にもどってしまいます^^;;
同時に複数の音を聞く必要に迫られることはほとんどない日常生活を送る人と、 音楽の世界で日常生活を送る人では、 _音の聞こえ方がまるで違ってる_のかもしれません。