13 Sep,2004

おとだま

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_「音楽」_とはとても不思議なものだとよく思います。 (今回の「音楽」は語源と関係ない話です。)

「文学」は「言葉」という「シンボル」でいろんなものを指し示してなにかを伝えようとします。 いろいろなものを見たときに、網膜にうつるのと同じ様な刺激を生み出すものをキャンバス上に作れば、 「絵」と言うものになります。 写実に凝った絵なぞは「すごーい、本物そっくり」なんて言われたりします。

_「音楽」_は、(一部の音型をのぞけば)「シンボル」でなにかを直接指し示すものでもありませんし、 普段耳にするものと同じ様な音の刺激を合成してるわけでもないようです。 もちろん何かの音真似が入ってる曲もあるにしろ…

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07 May,2004

音楽耳

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今年のゴールデンウィークも恒例強化合宿でした。 合宿のたびに思うのですが、合宿開始後4,5日たつと音の聞こえ方がかわります。

普段の私の耳は_旋律耳_で、 和声よりもフレージングに注意が向くのですが、 それが数日立つとアンサンブルのそれぞれの音が自然に分離しつつ、かつ同時にその全体の響きが聞こえるようになってきます。 で、合宿終わって一週間ほどたつと見事に _もとの旋律耳_にもどってしまいます^^;;

同時に複数の音を聞く必要に迫られることはほとんどない日常生活を送る人と、 音楽の世界で日常生活を送る人では、 _音の聞こえ方がまるで違ってる_のかもしれません。

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13 Mar,2004

カリヨン

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結構前のことですが,ロシアでのカリヨン(洋鐘)(注)の演奏の特集番組をやってたのを見ました。 ハズカシながら今まで知らなかったのですが、 ロシアの教会の_グァラングォロン_と鳴り響く鐘(ロシアン・ベル)は、 たくさんの鐘のそれぞれにヒモがついてるのを _何人かでよってたかってひっぱって鳴らす_そうで、 なんだか楽しそうです。 これから進化したらしいカリヨンってのは、 ピアノの鍵盤みたいに 並んだレバー(足元にもある)を一人でオルガン弾くみたいに操って 何十個もある鐘を鳴らして演奏するそうで、 演奏は教会の前の広場どころか、下手すりゃぁ(?)町中に響き渡ることになります。 するてぇと、 練習用に…

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大学生の頃が丁度LPからCDへの過渡期で, 中古レコード屋でよくレコードを漁ってました. 買った古レコードはじゃーじゃーと水洗いなぞしてドキドキしながらプレーヤにかけたものですが, それでもパチプチとほこりのノイズがすることがよくありました. おかしーなーと思ってよく見たら,実はSPの復刻なのでそもそもの音源にノイズが多かったって「落ち」のこともありましたが,すごい演奏と思うと録音の善し悪しやノイズなぞ,すぐに気にならなくなったものです.

いつだったかに寄席で聞いた小さんの落語も,_声を出してるんだか出してないんだかわかんないような語り_でしたが,ググッと引き付けられてのめり込むように聞きまし…

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学生のころ読みあさっていた夢野久作の小説のなかに 「あやかしの鼓」ってのがあります。 ストーリーはよく覚えてないのだけど、鼓の中の鼓というか、 日本刀なら村雨、 ピアノなら古いNYスタインウェイ(注1)といった類の、 「究極の鼓」に呪われた主人公の物語です。

読んだのはずいぶん昔のことで、ストーリーはほとんど忘れてしまったのですが、 とにかくも、 「_究極の鼓の音色_とはどんな音なのだろうか」と、 美しく響く音をいろいろと想像し、ドキドキしながら読み進んだことはよく覚えています。 そして、とうとうその描写につきあたったところで大変ショックをうけてしまいました。 その鼓の美しい音は「ポン」でも…

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