「子どもの科学」の創刊号にある巻頭言「この雑誌の役目」が素晴らしいなと思う一方で,創刊から90年たった今も状況はあまり変わってない気がする。

この雑誌の一ばん大切な目的は,ほんたうの科学といふものが,どういふものであるかを,皆さんに知っていただくことであります。ちかごろは,「科学科学」とやÁ..

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| 「子どもの科学」の創刊号の巻頭言について知ったのは,つい先日99才で亡くなった青木十良というチェリストについての本(チェリスト、青木十良)に載っていたから。 9才の時にこの巻頭言に感動したとかで,物理学者になるべくMITに行くつもりだったのが大戦のため渡航許可が出ずに,その後の紆余曲折でチェリストになったらしい。この方のチェロは,目をふさいで聴くと何の音色かわからない,絹を裂くような繊細で美しい音色だったのが頭に染みついている。

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