ギリシャ神話の muse の神々がmusic や museum の語源だって話を
以前「ひとりごと」ページ(2001/12/18)に書きました。
たまたま見つけた
「ギリシャからの言霊たち」
というページで、
amusement も muse が語源であることがわかりました。
うーん。気づかなかった。で、その意味はまさしく
「museの神々を喜ばせるために捧げた技芸」
だそうです。もちろん music も、 この_amusement_の一つです。 「アソビ(楽/遊)」も以前の「ひとりごと」ページ(2001/12/15)に書いたように
「神様への祈りや鎮魂の儀式の際に歌ったり楽器を鳴らしたり踊ったりすること」
を指す時代があったそうです。 というわけで、_「アソビ(遊/楽)」も、「amusement」_も、
そもそもは神様を喜ばせるための舞踊り等の意味であったのが、現在は娯楽としての意味に使われている(注)。
というところで共通ですねー。 そして、_「音楽」も、「music」_も、
神様にささげる(平和を願う)歌舞い
- という点で同じ起源をもっていたわけです。
- _人の思想には言語を越えた共通点_があるのがまざまざと現れ
- てるような気がして、なんだか感動です。
注) ただし、 「アソビ(遊/楽)」が「神様を喜ばせるための舞踊り等の意味」をもっていたことと、 現在「娯楽としての意味」であることは、前者から後者が派生したというよりも むしろ、さらに遡った「神としての行為を行う」という意味から、独立に派生したもののようです。 (〈遊〉の三つの次元等参照) amusement が現在の意味になったわけはまだよくわかりません。