伊勢には,一体いくつあるか数えきれないくらい沢山ある神宮があります。例えば月読宮には、写真の看板にあるように月読荒御魂宮、月読宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮が祀られています。伊勢神宮と呼ばれるのは,そのうち正宮となっている内宮と外宮の2つで,年末年始には特に賑わいますが, 内宮から近い月読宮や倭姫宮等の別宮はいつもひっそりと静かで「もののけ」でも出そうな雰囲気で素敵なのです.
猿田彦神社と佐瑠女神社は同じ敷地にあり、内宮からは徒歩15分程度。佐瑠女神社は、天照大御神が洞窟に篭ってしまった時に、その岩戸の外で踊って天照大御神を外に誘い出したあめのうずめの命が祀られています。芸能の神様として有名で芸能人もよくここを参拝するとか。
天照大御神を祀る内宮を伊勢の人は「内宮さん」と「さん」をつけて呼んでいて,実家から歩いて小一時間の距離なので大晦日には年越し参りと称してよく歩いて行きました。もっとも午前0時の新年になってからの参拝を狙う行列が長いのを見ては、手っ取り早く年越し前にさっさとお参りをすませていました。いつも「今年一年元気でありますように」とお祈りしていましたが、お祈りのあと半刻もしたらその年は終わり。これじゃご利益もありませんね。
今年はちゃんと新年にお参りしました。いいことあるかな? 年越し参りや初詣の時は,鳥居をくぐるのを諦めると少し早く参拝できます.